漢方相談ビフォーアフターを紹介するコーナーです。
皮膚の症状がなかなか安定せず、約2ヶ月ほどステロイド軟膏を使ったり使わなかったりという状況でご来店になりました。
体に使用していたステロイド軟膏はアンテベート軟膏(非常に強い)のジェネリック品であったため使用を減らす際も注意が必要でした。
ただ、皮膚症状が悪化してしまったために、精神的にも落ち込んで しまっている状況でしたので、精神的なストレスによる症状悪化も考えられると推測されます。
ステロイド軟膏の使用方法の確認と漢方薬とスキンケアで対応しました。
途中、症状にも波があり精神的に落ち込んでしまうこともありましたがその都度お話をして、ステロイドの使用方法など確認しながら対応いたしました。
ある程度皮膚症状が落ち着いたのですが、症状に波がありステロイド軟膏もなかなかスッキリやめられない状況でした。このお客様の場合、改善につながった重要な点は引越しをされたことです。(また、肌のことを悩んでいられないぐらい仕事が忙しいとのことも幸いしたと思います。)
アトピー性皮膚炎の場合、環境的な要因で症状が左右されることもあります。
・湿気の多い場所(湿気による症状悪化)
・暖房のききすぎた環境(暖房による乾燥)
・カーペットが敷きつめられた環境
(細菌、カビ、ダニ等による症状悪化)
・冷暖房の空調(細菌等による症状悪化)
・敷布団で床に寝ている
(細菌、カビ、ダニ等による症状悪化)
・職場のストレスによる悪化
などなどまだまだたくさんあります。
アトピー性皮膚炎の原因をピンポイントで突き止めることはなかなか難しいですが、症状が明確に改善されない場合、住居、職場の環境を見直すことはとても重要です。
現在はスキンケアのみで様子を見ていただいております。
注)例えば血液検査で、
ダニに強い陽性反応がある場合
「私のアトピーの原因はダニなんだ」
と思うのは間違いです!
・ダニに対するアレルギーはあります
⇩ですが
・そのアトピー性皮膚炎がダニによる皮膚炎なのかは家の環境(ダニの有無)をきちんと調べなければ判断できません。
TEL:0246-63-8255
住所:福島県いわき市中岡町3-10-5